先日、厚生労働省による「ヤングケアラーについて理解を深めるシンポジウム」がオンラインで開催されました。海老名市でもヤングケアラーへの対応を進めるために関係部署等との連絡会を発足させ取り組みを進めようとしています。様々な支援の取組みが進み始めていると感じます。とはいえ、子どもたち自身に困り感はあっても、自ら支援を求めるような発想にはつながらないんだろうというのは容易に想像がつくことでもあります。実際、そういった声も聴きます。そう考えると、本人たちを含めた子どもたちや大人たちの理解が進むことに加えて、支援を求めやすい環境づくりなどが必要になってくるのだろうと想像します。アニメ「ドカベン」の主人公、山田太郎もある意味ではヤングケアラーかもしれませんが、核家族化が進んで周囲に親類縁者がいないような状況や高齢出産の増加、格差の拡大等が影響しているとも考えると昔よりも状況は深刻になっているとも考えられるヤングケアラーの問題。国主催でのシンポジウムですが、さらに踏み込んで取り組みが進んでいくことを期待したいと思います。