様々な議論が起こった公共施設附帯駐車場の有料化議案が可決されました。予定では来年4月以降から該当施設で有料化が実施されることになります。反対派の議員の方々は様々なことを言っておられましたが、論理破綻していたり、有料化は仕方がないけどやり方が悪い、などと聞いていて何が言いたいんだろうと悩む内容も多かったように感じています。結局は、「現市長を筆頭とする海老名市職員による執行体制は信用できない」ということに集約されそうなやり取りだったのではないでしょうか。
そういった反対派議員とは一線を画して我が会派としては、ここまでの様々な場面で施策に対する質疑を行いました。9月定例会後に提出した要望書もそういった必要性は理解した上での着地点について市民の声を受けた上で妥協点を模索しつつ作成したものです。市長はじめ行政側もそういったことを最大限配慮していただいた中で基本方針の改定を行っていただきました。また、我が会派からの求めもあり、広報えびな臨時号での基本方針の周知も行っていただきました。それでも、公式な形での今後の取組の担保が必要だと考え、私が原案作成に携わって必要なことを議会からの付帯決議という形で取りまとめた上で議案上程し、可決・成立させました。
どんな議案にあっても執行にあたって懸念点が無いわけではなりません。市民には様々な人がいます、全ての市民にっとって不都合の無いものはあまり無いと思います。だからこそ執行機関が大事なのであり、執行時に様々な細かい懸念部分も含めてケアをしながら問題が起こらないように施策を執行する。そのことを行政は求められているのだと思います。
今回は、そういった懸念点を付帯決議としてまとめることで注意深い執行をお願いをしました。行政運営において細かな制約を受けると組織を動かす上での制約となり柔軟に動くことが難しくなりますので、ある程度、手法を制限しない形にしています。これからの公共施設附帯駐車場の有料化が円滑に進み、海老名の発展に資するような形で市民に受け入れられていくことを期待しています。
さて、12月定例会ではその他にも駅前の自転車駐車場廃止の議案や今泉小学校の倉庫新設などを含む補正予算も提案されました。設置の経緯や機材の問題などもあり金食い虫になっていた立体自転車駐車場だったようで、老朽化&システム更新に伴って廃止したいとのことでした。確かに、駅直近であり北口改札ができた場合はさらに利便性が高くなる場所だということで廃止すると不便であるという議員もいましたが、現存する他の市営自転車駐車場だけで予想利用台数は確保できてもおり、民間の自転車駐車場も出来てきていることから必ずしも公営でなければならないというわけでもないと判断をしたとのことでした。面白いもので、公共施設附帯駐車場の有料化の反対の議員の方がその際に、「公共施設の更新費用が問題なのであれば公共施設そのものを減らしても良いのでは」といった趣旨の発言をしていましたが、この自転車駐輪場の廃止については今の市民が不便になるということで反対をされていました。
その他、最終日に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯への臨時特別給付金について、国の動向が二転三転しましたが、結局は現金一括支給が可能となったことから年内支給を目指して対応するための補正予算などが急遽、上程されました。さらに、12/27の市役所仕事納め前日にも臨時議会の招集が予定されたりと、バタバタの年末となりました。