9月定例会を終えて

9月定例会では、一般質問も含めて公共施設附帯駐車場の有料化について反対を表明する議員や一部市民の方々による様々な訴えが行われた議会となりました。まだ議案が上程されているわけではない内容ではありますが、市が先行して行った公共施設附帯駐車場の有料化基本方針をめぐって先行する形での反対活動でした。

ただ、公共施設の老朽化問題や少子高齢社会の到来に加えて過去の施策の中で市民の要望等もあって建設されてきた公共施設を伴うサービスの取り扱いなどが実は後の世代に負担となってのしかかる危険性が高いことなどから何らかの財政的対策は必要だと考えて私自身はこれまで取り組んできましたし、そういったことを選挙でも訴えてきました。

私の判断基準は20年先、30年先の子どもたちの世代に負担を先送りしないことです。そういった意味では、今の時代に負担できる部分は負担をしながら進めていくこと。それは環境問題にも通じる考えだと思っています。だからこそ、先のごみ有料化についても賛成してきましたし、今後の環境施策に対しても積極的に取り組むことを求めていくつもりです。

但し、だからと言って際限なく今の世代に負担を求めるのも無理な話ですから、そこが可能な範囲での調整を行うことだと考え、会派での議論を行いました。一般質問を通じて市の考え方や取り組み方など様々なことについて会派代表と共に一般質問を行いました。そういった意味では、基本方針に掲げられていた内容は負担が大きすぎるのではないか、市民活動が縮小し過ぎるのではないかなどの懸念がありました。

そこで公明党海老名市議員団と志政会にも働き掛けを行い、市民からの声も聴きながらそれを参考に私が原案を作成しつつ我が会派主導で要望書を取りまとめて市長に提出をいたしました。

加えて、新型コロナウイルス感染症の市財政への影響についても、令和2年度こそ想定よりも悪くなかったという結果となったようですが、まだまだ予断は許さないと考えられることから、市議会議長会からの依頼もありはしましたが、「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書」の原案作成を私が担当する形で調整を行いました。一部議員には理解を得られませんでしたが、賛成多数で可決することができました。

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