3月定例会も最終盤

先週の木曜日の予算決算常任委員会総務分科会を終えて、私としては委員会審査が終了し、予算決算常任委員会での採決は残っていますが、ほぼほぼ最終日を残すのみとなりました。ここまでの間に自分が所属する総務常任委員会と予算決算常任委員会総務分科会で条例案1本と補正予算、来年度当初予算の審議、一般質問、意見書取りまとめ3本を行ったことになります。委員会については委員長としてなので、残念ながら私が質疑をするわけではなく、おおよそは事前の聞き取りと同じ会派の議員からの質疑での答弁の引き出しでした。一般質問は、オンライン授業への取り組みを主体とした学校関係、敬老ふれあい事業休止と今後の考え方、生活が苦しい方への支援として生活保護への対応といった内容での質問を行いました。

ところで、以前、議会だよりでも書きましたが、議会というところは、厳密にいえば議員個人への調査権を法的に認めておらず、あくまでも議会全体に対する調査権(文言は少々違いますが)を認めています。なので、本会議や委員会で議員が行政機関に質疑(疑問を質す)を行うのは、調査の一環というわけです。ですが、実際には、ちょっとした疑問なども当然あります。行政の全てに精通しているわけではない議員には用語ひとつでさえ、わからない時があります。(最近でこそ、インターネットのおかげで、ちょっと調べれば大抵のことは自分でわかりますが、昔は本当に大変だったでしょうね。)そんなことを調査権だからといって議会の場で、全てやり取りをしていると非効率的。そこで、事前にヒアリングと言って、担当者に電話や控室で聞き取りや説明を受けてから本会議や委員会などの議会に臨むことになります。

ヒアリングでは、色んなことを聞きます。「馬鹿じゃないの?」と思われるような素人質問はここで解決してしまいます。その中で、少なくとも私は、これは市民に対して公式の場で伝えてほしいと思う内容を質疑するようにしていました。あと、数字を聞くときは、事前にこの数字を聞くので答弁できるようにしておいてくださいとも伝えていました。その場で、いきなり数字を聞いても、正直わかりません。当然です。それを想像で答えるわけにはいきません。間違った数値を基に採決が行われたなんてことになったら大変なことになってしまいます。なので、行政側は数字を持ち合わせてない場合は答弁ができなくなります。ただ、審議に必要だとなれば答えないわけにはいきません。そこで裏に控えている職員さんがバタバタしながら数字を調べて答弁するわけです。

さて、そんな議会ですが、議員全員が私のような理解をしているわけではありません。本当にいろんな人がいます。委員長をやっていると、正直、ため息が出るような質疑に出会うことが少なくありません。「それを聞いて、何がどうなるの?」「それ、ネットで調べたら出てくるよ。」「それ、前に答えてたよね?」。ヒアリングはしているんだと思うんですが…してないんでしょうかね?

そんなことを考えながら委員長としては、全委員の質疑に耳を傾けながらコントロールをしているんです。結構集中力も必要で、気力・体力を使います。なにせ、話が脱線する人って結構いるんです。そしたら、脱線したよと伝えて、戻してあげないといけません。そんな気力・体力を使う委員会が、自分担当分は全て終わってホッとしているのが今です。

とはいえ、最終日まで何もないのかと言えばそんなことはありません。今回、会派から出す意見書3本の登壇原稿や当初予算の討論原稿など、まだやらないといけないことはありますが、なんとなく山は越えたという感じですね。今定例会のラストスパート。頑張ります!!

令和3年 3月定例会 予算決算常任委員会 総務分科会

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