あまり考えてはいませんでしたが、国でも「消防団員の処遇等に関する検討会」なるものを開催していたようです。海老名市でも、かなり前から検討会を開催して議論は行っているようですが、具体的な話は聞こえてきません。市については平場で進めるのが苦手な団体なので余計に進まないのでしょう。議会でも、時折、消防団の質疑がなされますが、私なんかが委員長を務めるようになってからは、あまり取り上げられなくなったように感じています。

さて、そんな消防団の国での議論。何を話しているんだろうと、検討会の資料などを見ると、やっぱり団員報酬の話。もちろん無いよりはある方が助かるのでしょうが、それをもって団員が入るというわけではないような気がしています。私が所属している団は、少なくともそんな感じですね。単に、地域のつながりが薄れたことと、消防団への理解が壊滅的に無くなったことって気がしてます。そういう意味では、以前、消防団ドラマができるって話が出た時に、ものすごく期待したんですよね。そしたら、びっくりするぐらい面白くなくて、むしろ消防団を馬鹿にしてます?的要素もあったり。映画「ふるさとがえり」の方がよっぽど良かった。ちょっと設定が違いすぎる感じがして、もう少し都会版があると良いんですけどね。でも、感じていることはあんな感じですよ。

あとは、最近の火災件数の大幅な減少でしょうか。ほとんど呼び出されることも無い。呼び出されても常備消防で事足りる。というよりは消防団はお客様。実質、何をやるわけでもない。存在価値を感じられないってのもあるかもしれませんね。私の中でも、最近は地域の予防活動の方をメインにした方が良いと感じています。大規模災害を想定した、学校や自治会等との連携を進めることの方が常備消防にはできないこととして重要だと感じています。でも、基本は上意下達の世界。色々と相談してもNGが出たりも多かったです。

いずれにしても、地域活動に係るものって消防団だけではなくて、民生委員も保護司等も含めてなり手不足は大問題です。そもそも、核家族化や東京一極集中なんかも原因でしょうし、解決には、これまた先の長い話になりそうです。果たして解決できるのでしょうかね。

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