東日本大震災からもう10年です。人それぞれ感じるものが違うだろうと思います。
私は、阪神淡路大震災の前の年に大学進学のため神奈川にきました。関西で生まれましたが、直接、阪神淡路大震災を経験していません。当時は、神奈川から大阪の実家の状況や神戸の状況を心配していました。電話もなかなか通じずやきもきした記憶があります。幸い、実家は大きな被害はなかったものの、実家から海越しに見える神戸は一週間近く燃え続け、それが消えたかと思うと今まで見えた光が全く無くなったと聞きました。その後、実家に帰った時に本当に光が見えなくなっているのを見てショックを感じたものです。
そして、東日本大震災では、計画停電はありつつも、やはり自分自身には直接的な被害はありませんでした。しかし、テレビに映し出される東日本の映像は阪神淡路大震災の時を強烈に思い出し、被災地のことを心配していたことを改めて感じたことです。その後、自分自身は市議会議員になり、消防団にも入団しました。防災活動にも予防の観点も交えて力を入れてきたつもりです。東北被災地にも足を運び、起こったことを肌で感じようともしてきました。あれから10年。原発の問題も解決のめどが立っているとは言えませんが、少しずつ、忘れずに進んでいけるように自分にできることをしっかりと進めていきたいと思います。
改めて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。