来年度の全国学力・学習状況調査は実施できる?

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響から中止された全国学力・学習状況調査ですが、来年度は時期を一ヵ月程度後ろ倒して行う予定のようです。経時変化をデータを基に調査する非常に大事なものだと思っていますので、来年度はぜひ行うことができればと思います。

その為のというわけではないのでしょうが、「全国的な学力調査に関する専門家会議」が開催されて検討も進められているようです。資料はアップされていますので確認もしていきたいと思います。今年度は、新型コロナの影響も含めて大きく変わって教育現場は、来年度中にGIGAスクール加速に伴うタブレット端末等の導入も進んで転換点を迎えると考えられます。オンライン授業というよりは、これからのICT機器を使った教育の方が重要だとも思いますが、先日、デジタル化が進むに当たって紙では考えもしなかった学校での学習で作ったデジタル成果物の著作権なんていう概念も出てくるという指摘があり色々と考えさせられました。子どもたちが授業で行った例えばテストの回答。これも立派な成果物であるとして本人のためになる活用を考える必要があるといった指摘は、個人個人の資源のデータベース化にもつながる考え方であり、だからこそマイナンバーを使った学習履歴の本人への紐づけなんて議論にもつながったのかもしれません。当然、本人が未成年であれば紐づけられた学習データは親が本人の成長に活かすような活用を考えていかなければならないんでしょうね。

正直、まだまだ始まったばかりの議論ですが、この教育の転換点を上手く導くような議論が議会を含めて行われなければならないのかもしれません。少なくとも、今の状況では国の方のそんな意図は全く伝わっていないんじゃなかろうかと感じてしまいますしね。がんばらねば。

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