今日は、久しぶりに市役所6階へ会派室に行きました。ほとんどテレワーク状態の私ですが、先日告示された2月3日に行われる臨時議会の運営について話し合われる議会運営委員会に出席してきました。議会運営委員会というのは、議会の流れを決めるための委員会です。具体的には、今回、条例改正案1本と補正予算案1本が上程されていますが、その取扱いについてどうするのかを話し合います。今回は、内容を勘案しても委員会に付託して担当課から詳しく話を聞くのが妥当だろうと会派で話し合い、両議案委員会付託を議会運営委員会でも主張してきました。その通り進めることとなったので、臨時会では本会議場で議案が市長から上程されて、その後、委員会に付託。いったん休憩を挟んで委員会を開催、委員会で審議後に本会議に戻して採決という順番で進めましょうということが決まっています。

さて、今回の上程議案の概要は、

☆海老名市一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について
 新型コロナウイルス感染者の救急搬送に携わる職員への防疫手当の規定を追加するものです。

☆補正予算13号
提案に当たっての市の主張は、“新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、国の補助金を活用し、全市民に対して新型コロナウイルスワクチン接種を行うための業務体制の更なる整備を図ります。また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、影響を受けている市民の生活を支援及び消費喚起による地域経済の活性化を図るとともに、市政50周年記念を祝う機運を高めることを目的に市内でのみ使用可能なプレミアム付商品券を発行します。”としています。具体的な歳入歳出の項目内訳は下記のとおりです。
【歳入】
 子どもの学習生活支援事業費・自立相談支援事業費・新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費
 学校保健特別対策事業費・財政調整基金繰入金・プレミアム付商品券売上金
【歳出】
 生活困窮者に対する自立相談支援の充実
 子どもたちの学習生活支援業務の感染症予防対策に使用する物品購入等
 新型コロナウイルスワクチン接種に向けた業務体制の整備
 地域経済の活性化に資するプレミアム付商品券の発行
 小中学校の感染症予防対策に使用する物品購入
 成人式延期に伴う事業費の増額
 市内公共施設等の感染症予防対策に使用する物品購入
 救急隊等に対する特殊勤務手当(防疫手当)
 予備費

今回、生活困窮者に対する自立相談支援については相談員の人員を増やしたいといったことや、学習生活支援での感染症対策、小中学校への空気清浄機設置や成人式延期に伴う通信費、条例改正でも提案されている防疫手当が挙げられていますが、やはり大きなところではワクチン接種に向けた業務体制の整備とプレミアム付商品券発行だと思います。

ワクチン接種は、12月にも予算が上程されていましたが、今回、どこまで決まってどこまでの分の予算なのかなど気になるところ。全額国庫負担となっていますが、医師会との調整などが報道もされてきています。準備状況やこの予算でどこまでできるのか、市の負担はどうなるのかなど気になることは多々あります。

また、プレミアム付商品券は、昨年8月から発行してきたばかり。今年は市政施行50周年ということで主体はそちらになっているとは思いますが、来年度以降の歳入不安が言われてきた中での提案です。もちろん現状を考えれば市内経済の活性化は今の海老名市にとっては非常に重要なことでもありますが、補助金カットを言われている団体等も多数ある中で、この事業が本当に受け入れられるのか。しっかりと中身は確認しなければならない部分だとも思います。水曜日に向けてしっかりと準備をしていかないとですね。

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