新型コロナウイルスの感染者が自宅療養中に死亡するケースが相次ぐなか、神奈川県海老名市は安否確認や食料品の購入などを支援する専門チームを県内で初めて設置すると発表しました。

海老名市・内野優市長:「保健所がなくても市民の生活を守る。それとともに自宅療養者の方が亡くなっている状況を踏まえ、できるだけの支援をしたい」

海老名市が新たに設置する専門チームは、親族などから支援を受けられない市内の自宅療養者に対し、電話による安否確認や食料品などの購入、ごみ出しなどの生活支援を行います。

海老名市を管轄する保健所の業務が逼迫(ひっぱく)しているため、専門チームを設置することで自宅療養者に対するよりきめ細かい支援をしていきたいとしています。

テレビ朝日 1/28

いつも思いますが、こういう時の市長の行動力は素晴らしいと思います。これまで保健所からの感染者情報が届かず課題となっていました。県が所管する保健所に情報が集約されるものの、その後に情報が各市町村に降りてくることはありませんでした。そのため、海老名市内でも確実に感染者数が増加しているものの現時点で、海老名市内のどこに感染者がいるのか、症状はどうなのか、自宅待機はどれくらいいるのかがまったくわからないと言われていたわけです。これは、かなり深刻で災害時に行政としてのサポートをどのように対処すればよいのかも計画が立てられなかったのです。今回、感染者情報がどうなっているのかは確認できていませんので手法については不明ですが、逆にこれができることになるのであれば災害発災時にも個別の対処計画の検討が可能になるということだと思います。今後の対応・発展に期待したいと思います。

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