Our World in Data

オックスフォード大学が運営するOur World in Data(データで見る私たちの世界)は、世界規模の問題に関する質の高い研究を公開し、だれもが理解できるものとすることを目的としています。この研究の大半は、貧困、子供の死亡、自然災害に関するものです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する最新の研究では、死者数の新規発生数と国別の累計死者数のデータを公開しています。

正確な統計データから見えてくるもの。それは現実です。神奈川県は、保健所業務の逼迫に伴いクラスター対策を事実上放棄しています。濃厚接触者調査の範囲を狭めたことにより無症状、不顕性感染者を追いきれなくなってきている可能性があります。その結果は、自覚症状のある人が検査をし陽性となるとすれば検査陽性率に跳ね返ってくると思いますし、もし、自主検査によって陽性が判明した場合に周囲に隠してしまった場合は、さらにワンテンポ遅れた拡散として表れてくると思われます。加えて、変異種の存在がどのようになってくるのか。市中感染はすでに起こっているとすれば、これから感染拡大がさらに加速する可能性もあります。それらは、全て統計上の傾きとなって表れてくるでしょう。

まだ、この状況においても新型コロナウイルス感染症がただの風邪であるという人もいます。医者の陰謀だという人もいます。個々の考え方についてはとやかく言いませんが、データは客観的状況証拠です。私は、これを信じたいと思います。皆さんもぜひご覧ください。

Our World in Data:Daily new confirmed COVID-19 cases per million people

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