今期最後の1年間の広報委員長を担当しました。議会改革の流れの中で、市民への報告を定期的に行うことを目的に議会報告会が開催されるようになったのが、私が市議会議員として1期目の時。議会改革として様々取り組んできましたが、それを定着させるのもまた大変です。特に、この議会報告会は議員が議員の力で開催するものですが、人によっては議員様の方もいらっしゃいますので、自分の出番があり、その時に出る以外のことは、下準備から何から何までどこかにいる方がするものと思っている議員もいたりします。ただ、自治法上も義務化されていないものです。議員の誰かがそれをやらないといけないので、かなり面倒な仕事になります。あまりやりたがらない方が多いのが現実。それを定期的・継続的に実施するためには、常設されている委員会に役割を持たせるべきということで、広報委員会に役割を移して早何年。なかなか私の中では次のステップに進めないなぁと思いながら見ていました。
そんなところで色々とタイミング等があり、ここはいったん整理をすべきと思い立ち、会派の中で手を挙げて広報委員長に立候補した私。通常通りに進まずに当初は委員長としてスムーズなスタートが切れませんでしたが、最終的には色々と懸念だったところを実施にこぎつけて今後に繋げられそうな報告会を開催することができました。
今回、特に大きな変更点は、議場開催とすることでのリアルとオンライン配信の同時開催です。リアルでの開催を中継することで、これまで3会場で行っていた開催を1会場開催として、減った分を補う形でオンライン中継と録画配信が簡易にできる体制が出来ました。これによって少なからず開催のハードルを下げることができたと思います。
加えて、行政側の事業報告になりがちだった議会での予算の報告内容を、議員の判断基準中心に報告する形にしました。これはとにかく一度やってみて、今後の改善につなげていく必要があると思っていた項目で、議会の立ち位置での報告会のあり方にできたように思います。そして、同様に会派の判断基準についての報告も事例として行っておきたかったことでした。これは市民からの質問に対して会派から議論の内容や判断について答弁してもらうという形で実施しました。いずれもハードルが高そうで出来ていなかったことですが、リアルとオンライン配信の同時開催だったことも奏功して実施が出来ました。
今回の議会報告会は、そんなチャレンジがいくつも入っていた報告会でした。とはいえ、参加された市民の方々側には伝わりにくいところなので、評価としては議場開催は評価されてはいましたが、それ以外はあまりだったように思います。
しかし、これで私の中では次に進む道筋ができたように思います。
そんな議会報告会の報告書がアップされました。(報告書はこちら)当日の質問・意見と回答などもありますので、ぜひご覧いただければと思います。